前回は自動昇格となる2位以内にはいるために必要な条件についてチェックしてみました。
その続編として、今回は「PO進出に必要な条件」について調べてみたいとおもいます。
J2リーグのPO制度は賛否両論であります。
J1のリーグのレベルを落とすことになるのでは?という批判もある反面、J2の盛り上がりを終盤まで引っ張れる仕組みであったりと、良し悪しがあります。廃止の話もよく話題出る制度ではありますが、今のところは継続される見込み。ということで、ここで調べた目安もいましばらくは役立てることができるのではないか?と思っております。




「J1昇格の可能性を広げてくれるPO制度」はどのような傾向にあるのか?



それでは見ていきましょう。







◎2012~2016シーズン、全20チームの最終成績





前回の記事でも述べた通り2012シーズンから試合数が42になりました。今回もこの2012~2016の5年間を対象に傾向を探っていきます。PO進出の条件はリーグ3~6位以内にはいることであります。ということで、5年間で全20チームがこの条件をクリア。POに駒を進めました。彼らの戦績をチェックしてみましょう。





POseiseki.jpg





まず前回の自動昇格のときと今回のPO進出のときと、大きく違う点があります。
それは、トップ2を追えばよい自動昇格と、3~6位と4チーム追わなければならないPOとでは数字の幅が全然違うということです。
勝ち点でいくと、60~84pt 、勝利数でいくと15勝~24勝、敗北数でいくと6敗~15敗といった具合に、
どの項目においても最大値と最小値に幅がありすぎて数字をあまり頼りにできないという特徴があります。
これはなぜか?というと、前述のとおり対象チームが3~6位と幅広いことやその年ごとに勝ち点の分布が異なるということなどが主な要因でしょうか。とはいえある程度の数字の目安はほしいところです。
ちなみに、2012年は全チームが勝点70をこえてくるハイレベルな年になっていますがこの年はビッグクラブ0でした。ここでもこの年だけちょっと毛色の違う感じになっていてちょいとこの年だけはレアなケースと考えてよいでしょう。他には2015年の6位長崎についてはほかの19例とくらべてみても飛びぬけて数字が低く、ここを最低ラインに設定してしまうのはちょっと難しいので除外しています。





えーと、つまりですね。
今回はPO進出の勝点情勢は毎年変動するので、それを踏まえてどの年でも6位以内に入れそうな最低ラインを模索してみるというお話になりますので予めご了承くださいませ。









◎最終成績から見るPO進出の条件






それではさっそくいきましょう。
例によって今回もこの最終成績から見えてくるPO進出の最低ラインを拾い上げてみます。
※青色で囲った数値はそれぞれ最低値




Po2.jpg





1.目標勝点は67pt以上





昨年のわが軍ファジアーノ岡山は勝点65での進出だったんですが、このptだと2012年や2013年では圏外になってしまいます。
そういう意味でいけば65や66ptくらいだとよその年と比較するとちょっと信頼できる数字とは言い切れないところがあります。場合によってはいけるけど、「まずいける」とは言い切れないってことですね。
そういうわけで、特殊な2012年を除いてどの年でもPOに絡める勝点を考えると67pt以上が目安になります。






2.敗北数の合格基準は15敗以下




勝敗のところでいくと、わかりやすいのが負け数ですね。
これは15敗までが限度ということでそれ以上はPOに絡めていない結果になっています。
自動昇格より条件の緩和されたPOではかなり負け数にも融通は利きます。その分勝って勝ち点を詰めれば届かないことはないということですね。





(3.勝利数の目安は17勝以上)




勝利数のほうはちょっと扱いずらいことになっております・・・・。
2015長崎の15勝を除外すると2016岡山の17勝が最低ラインかな?という風に見えるんですよねえ。
でも実はこのようなデータもあってですね、




tarinn.jpg




20勝したチームも勝ち点66を取ってるチームもギリ届かなかったりしてるんですね・・・。
じゃあ最低ラインは20勝かな?と思えば、20チーム中11チームが20勝以下なんですよ。
20勝以下でもバンバンPO来ちゃってるんだよなぁ。
うーむ・・・・どうしたものか。このあたりがPO進出を数字で見る難しさだと思います。
そういうわけでして、ここは最低ラインをとるのは少し難しいな思います。
しかしながら逆に言えば、21勝できればまずPO進出可能とはいえるかもしれん。






・まとめ・


・PO進出に必要な目標勝点は67以上
・敗北数は15敗以下
(・21勝ならばまずPO進出)









◎PO進出チームの順位の足取りを追う







最終結果から読めるクリアラインはある程度浮かび上がってきました。
つづきましては、PO進出チームがたどっている順位の経過をみていくことで傾向をみてみましょう。
前回は素直に勝点の経過を追っかけたんですが、こちらは勝点のばらつきが大きいのでざっくり把握するために順位を見ます。
あ、そうそう先ほど年間勝ち点の目標が67pt検討と述べました。
ということはこれから逆算してみるとだいたい10試合か11試合ごとに16か17ptずつとると到達する計算になります。勝点的な目安はざっくりとですがこんな感じで押さえておくといいかもしれませんね。





PO順位経過





こうしてみると序盤の10試合でかなりコケてしまってもPO進出への道はけっこう開いていることがわかりますね。また傾向としては2パターンに分かれていて、ひとつは一桁順位をずっとキープしてPO進出するパターンで、半数以上がこのパターンですね。そしてもうひとつがそれとは違った出遅れ巻き返しパターン
自動昇格のときもそうでしたが、長いJ2の42試合ではやっぱり調子を戻して巻き返してくるチームがでてきます。







◎順位の足取りからみるPO進出の条件






順位222




2012年の横浜FCはよく覚えているのですが、途中で監督が山口素弘さんに代わって快進撃を見せた年だったと思います。
2013年の徳島は小林監督の後半から伸びるチーム作りが炸裂しており、勢いそのままPOを勝ち切って昇格しました。
2014年の千葉も巻き返しがすごかった。17位からの3位フィニッシュは順位だけでみたら最高の伸びを記録しています。
というように、巻き返しがすごいチームが年1くらいでてきてPOに進出してくる傾向があります。が、しかしだ。




2012年の横浜は後半21試合で勝ち点42
2013年の徳島は後半21試合で勝ち点42
2014年の千葉は後半21試合で勝ち点38
  という風に、後半すさまじい勢いで勝点を伸ばさないといけません。



勝点42なんてのは倍すると年間で84点ですから、実質後半戦はJ2で1番か2番目に勝ってるチームにならないといけないペース。
このような芸当を可能にするのはやはり抱えている選手のポテンシャルの覚醒であったりとか、チームとして出せる力の最大値が高いチーム素質の高いチームということになってくるでしょうね。





1.21節までに一桁順位




怒涛の追い込みは魅力ではありますが、できればそういう状況にならないように無理なくいけるほうがよいでしょう。
そういうことでいくと、シーズンの折り返しの時点で一桁順位でついていけるくらいの位置につけておく必要があります。この時点でさらに後れを取ると後半勝ちまくんないと差し切り勝ちは難しい。







2.30節終了時点で8位以上





過去20チームいた中で、30節を経過して残り12試合そこから追い上げてPOに入れたチームは2014年の山形の1例のみです。
この時点までにある程度させる位置にいないとどこもラストスパートしてきますからなかなかに勝点差も順位も詰めていくのは難しいということでしょう。







・まとめ・
・21節までに一桁順位
・30節までの8位以上







はいということでデータでみてみる「PO進出への道」がいかがだったでしょうか?
長崎や北九州といった地方クラブでもPOには顔を出してきています。元J1クラブの壁は想像以上に高くて、ほとんどの地方クラブは跳ね返されてしまいますが、POという舞台があればこそ挑戦権を獲得できるという現状があります。
さて今年はどうなるでしょうか?
残念ながらスタートにつまづいたクラブは、怒涛のまくり鬼となってJ2を楽しませてほしいなと思います。





↓よければポチっとおねがいします(めっちゃ励みになります!)
にほんブログ村 サッカーブログ ファジアーノ岡山へ
にほんブログ村
にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村




このエントリーをはてなブックマークに追加
2017シーズンの岡山は明確に自動昇格でのJ1到達を目標に据えたチームになっております。
去年PO決勝まではいけたわけですから、次は絶対に自動昇格でとなるのは自然な流れ。
私たちのクラブがJ2優勝とか自動昇格を目標に据えることはもはやなんらおかしなことではありません。
堂々とそこに照準を合わせシーズンを楽しんでよいところまですでに来ております。





が、しかし!
実際「自動昇格の壁の高さ」が全然わからん笑







という実情も確かにあります・・・笑
まあちゅうこって敵を知ればなんとやらと申しますし、
過去の昇格チームの記録をたずね、自動昇格チームとはどんな風なシーズンを送るのか?調べてみよう!というのが今回の記事の趣旨であります。一度過去の成功者の足跡をたどっておくことで、シーズンの進行に合わせて「ファジは軌道に乗っているな・・・よしよし」とか「まずい、だいぶ遅れがでている・・・」とドキドキしたりハラハラしたりする助けになれば幸いであります。さあそれでは行ってみよう。










◎2012~2016シーズン、全10チームの最終成績






J2リーグは2012シーズンから全42試合制となりました。
それ以前は試合数が違うので今回参考にしたのは2012年から2016年までの全10チームであります。
ではまず、彼らの最終成績をチェックしていきましょう。





最終






ぱっとみて思うのは2014の湘南異常すぎんだろ・・・・・と。31勝もヤバいけど3敗てなんやねん。
文字通りの桁違いな成績でJ2を蹂躙しつくした偉大なチームでありました。あのチームが2011年からJ2をみてきた自分にとっても最高のチームだと思っているので、「やっぱりな・・・」という感じですね。この湘南は別格過ぎてあんまり参考にならんかもです。
それから地方クラブ目線でいえば、2014の反町松本もまた偉業であると断言しておきたいところ。
ここ近年で後発叩き上げクラブで初昇格したチームはたった2つ(松本・徳島)ですが、松本のはストレートインですからちょっと別格と言えます。われらがキャプテン喜山もこの年ボランチで昇格に貢献。彼とともに昇格を是非とも勝ち取りたいですね。







◎最終成績から見る自動昇格の条件






この最終成績から見えてくる自動昇格の最低ラインを拾い上げてみましょう。
※青色で囲った数値はそれそれ最低値




最終2






1.自動昇格に必要な勝ち点は80pt以上




唯一2012の湘南のみが未到達ですが、この年はビッグクラブが一つも落ちてこなかった年でもありそのあたりの影響もあるかもしれません。この一例を除外したとしてものこりの9チームはすべて80pt以上の勝ち点を取っていることから見ても80ptに届かないチームはまず自動昇格の道は消える、とみても差し支えないかもしれません。






2.勝ち数は24勝以上、負け数は9敗以下





勝ち数については2012湘南を除いてはほぼ24勝が最低ラインとみることができそう。
一方の負け数については、2013神戸の9敗が限度。これ以上負けるチームは自動に乗れていない現実があります。ちなみに、昨年POに進出したファジアーノ岡山の成績を張り付けてみましょう。





去年





去年のチームでも負け数はもうちょいというとことですが、勝ち数においては大差をつけられて突き放されていますね。やっぱ24勝にはのせてこないと自動昇格の土俵では役不足と言わざるを得ない。ファジの成績としてはよく勝った年だったんですが、それでもまだこんな大きな開きがあるんですよね・・・。POという制度への賛否両論もそらまあおこるわなぁ。





・まとめ・


・昇格に必要な勝ち点は80以上
・24勝以上、10敗以下が最低必要ライン








◎自動昇格チームの勝ち点の足取りを追う





ということで最終結果から導き出せる最低の数字はわかりました。
シーズンは1試合1試合の積み重ねでありますが、42に到達するまで自動昇格チームはどのような勝ち点経過をたどっているのでしょうか?シーズンを4分割して、それぞれのチェックポイントでの各チームの勝ち点をチェックしてみます。





動向





最終的な勝ち点はだいたいどこも80ptを越えてくるんですが、こうしてみると中間ではかなり勝ち点のばらつきがあり早めにトップ集団につけるタイプと怒涛の追い込みタイプがあるみたいですね。だいたい21節で40pt未満は出遅れ組と思っていいと思います。フルシーズンで80pt越え検討ですからね。しかしながら、勝ち点まとめてどりして鬼ブーストで駆け込み昇格もない話ではない。けどやっぱ理想はまんべんなく数字を確保する形ですね。






◎勝ち点の足取りからみる自動昇格の条件






10節時点、21節時点、30節時点、とそれぞれのチェックポイントにおける勝ち点数から導き出せる最低ラインをチェック。



動向2





1.10節終了時点で必要な勝ち点は17以上





いかに巻き返しが可能。まだまだ試合はある!と強がってみても、勝ち点16以下はお呼びでないのが自動昇格の世界。10節というと少しづつリーグの行方がうっすら見えはじめてくる時期だと思いますが、なんぼコケてもコケすぎたらどうにも届かないことがこの時点でクッキリ数字に出てしまっている・・・・笑
このチェックポイントでの最低勝ち点は2014松本の17ptですが、当時の松本の成績はこんな感じですよ。






10節松本






5勝2分3敗。うん、悪くない。
でもこれで過去10チーム中最低の成績という・・・・!わたしなんだかこわいわ。





2.21節(折り返し)では40ptが目安





先述のとおりフルシーズンで80pt越え検討ですから、21節の時点での目標は40ptオーバーということになります。
それより多ければ先行できているし、足りなければ遅れている、そういうジャッジできるポイントですね。
このチェックポイントでの最低ラインは清水の34ptですが、後半の21試合でなんと50ptとっています。
また同じく出遅れ組の甲府は21節時点で37ptですが、こちらも後半21試合で49ptを獲得しており後半もう勝ちまくって勝ちまくって追い上げて昇格していることがわかります。
”偉大なチーム”2014湘南の年間勝ち点が101ですから、この甲府と清水はあの湘南並みに勝ち点を稼いでいたわけですね。



一番平均的な勝ち点経路を通って昇格したのが2015磐田で、前半40pt。
この数字あたりが無理ない最低のラインと設定するのがよいでしょうね。






ちなみに、この3チームの21節時点での成績はこんな感じ。





せー





まあ確かに圧倒的な印象は受けない成績ですけど、そんな悪くないよね。
でもこれでは出遅れ状態だという・・・ゴクリ。






・まとめ・
・10節時点で勝ち点は17以上必要
・21節時点では40ptは越えておきたい








ということで、データでみてみる「自動昇格への道」いかがだったでしょうか?
自分はこれまでのシーズンの感じとは段違いの要求の厳しさにちょっと圧倒されましたが、これを当たり前にしていかないといけないんだなぁと認識を新たにしました。




10節までに、17pt以上
21節までに、40pt以上
42節終了時、80pt以上





こういう目安を持って今年のシーズンを楽しんでいこうと思います。







さてこっからはおまけ。
4月4日現在でJ2リーグは6節まで終了しております。
あくまで参考ですが、今回取り上げた10チームの6節時点での勝ち点を調べてみると・・・






6節




勝ち点一けたのチームの自動昇格は0なん・・・ですよね・・・おいまてよ。






6順位




(;゚Д゚)(゚Д゚;(゚Д゚;)ナ、ナンダッテー!!



ま、まだあと4試合ある!!!!!!
この4試合で勝ち点9とれれば大丈夫!!!なはず!?(3勝1敗)
・・・・・応援がんばっていくしかねっすね。




↓よければポチっとおねがいします(めっちゃ励みになります!)
にほんブログ村 サッカーブログ ファジアーノ岡山へ
にほんブログ村
にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村

このエントリーをはてなブックマークに追加
勝てておりません。



内容自体はさほどに悪くない今シーズンのすべりだしでありますが、なかなかに結果がついてこない。
もともとスロースターターなところのあるファジアーノ岡山ですが、そろそろ勝利がほしいところ。
ホーム戦2戦目の相手はこちらも思ったように結果の出ない京都サンガ。
昨年POにも顔を出したチームですし、ここでどうにか勝って軌道に乗せたい!というところでした。



この試合は高校3年生無料招待したゲームでたくさんの学生さんが来場してくれました。
またアウェイ側の席はたくさんの京都サポーターさんが埋めてくださったおかげで、なんと2試合連続で観客動員1万越え!を記録することができました。3月4月はなかなかに客足の伸びぬ難しい時期にこれほどの数字を記録できることは年間の動員数を考えたうえで実にありがたいことです。ほんとうにご来場ありがとうございました。
さあ、では試合のレビューにまいりましょう。





y4節
(提供:@fyusoccer)









4節結果




4節スタッツ




4節経過



4節スタメン



4節ベンチ




4節メンバー





◎一森と久木田の起用について



前節からメンバーを入れ替えてきた長澤ファジ。
この試合では1年半ぶりの出場となった右CB久木田、そして山口から移籍してきて初出場となるGK一森の2人を起用してきました。クッキーに関してはもともと本職ではないので経験値の面で不安はありますが、彼のもつ速さはチームでも上位。ラインを高く保ちたいファジにとってはクッキーの速さは是非活用したい武器であります。
一方の一森はJ2で指折りの足元の技術を持つ選手です。
ゴールマウスを守るという点では身体能力に優れた櫛引に一歩譲るかもしれませんが、フィールドプレイヤーの一人としてボール回しにGKを組み込みビルドアップを安定させるのであれば彼ほどの適任はいないでしょう。この試合でも自分の特徴を生かしたプレーを随所に見せており、上々のデビューとなりましたね。こちらのCBがボールを持っているとき、彼がどんな位置にポジションをとっているか?を注意してみているとほかのGKとの違いがよくわかります。これならば相手のハイプレスに手を焼いたとしても安心してバックパスできるでしょう。彼もまた今年のファジの方向性にマッチした人材かもしれません。




◎ペースを握るファジの前プレと京都の攻め手




みらー



前半の途中までは岡山、途中からは流れ変わって京都ペースで進んだ45分。
良くも悪くもこちらの前プレ次第で流れが変わる前半だったかなと思います。
岡山も3421、京都も3421ということで開幕戦の名古屋とおなじくこの試合もミラーマッチになりました。
誰が誰を追いかけるのかはっきりしやすいので、ハイプレスにでるファジにとってみれば割とプレスをかけやすい形。
京都はGK菅野も組み込みながらビルドアップを試みますがまだまだこなれてきてはいない様子で、ファジの前プレにかなりてこずってしまいます。
結果、前プレがハマったファジがペースをつかみます。
1分のセットプレーの流れからクッキーのシュートがポストを叩いたシーンをはじめ。6分には左サイドのクロスからトヨのヘッドがわずかにそれる。15分にも美しい左サイドの崩しで藤本が抜け出してトヨにクロスと決定機を連続して迎えます。が、決まらず。
このうちどれかでもっていう時間帯でしたね。
攻撃はね形も作れていてできてるんよ。ただ点が入ってないだけで笑


一方の京都は、なんとか後方からの繋ぎも模索しつつでしたがなかなかにプレスを剥がしきれないシーンが多く。ビルドアップは不安定でした。結果、平面でのパス交換では活路があまり見いだせないということでイ・ヨンジェを走らせてのロングボール攻撃が軸になっていきます。具体的にはWB裏、すなわち左右CBの脇を狙って走り込み、そこに合わせていく形でしたが、特に狙われたのはファジの左サイドでした。
12分にはこんな感じのシーン。


12分



左サイドでは石櫃がヒョンジンを引き寄せ、大野がわざと落ちていくことで喜山をおびき出しスペースを作りイ・ヨンジェが走る。
そこにロングボールを流し込んで、というお手本のようなきれいな形。ヒョンジンは攻撃は素晴らしいんですが、守備はかなりヤバいので1on1や2on2の局面で守備として計算が立たないところがあります。このシーンの続きはこんなかんじ。


パクさん


イ・ヨンジェと篠原が並んで右サイド奥へ。
シノが連れ出されたことでシノとクッキーの間に大きなスペースができてしまいますしかもPA内に。
本来であればヒョンジンがこのシノとクロスするようにここに入れば問題ないシーンなんですが、ボーっとシノとヨンジェを見ていたので先に石櫃にパスを受けられてしまい、シュートにこぎつけられてしまいました。直後、喜山が「おめーのマークだろうが!」と激怒しています笑
パクさんかわいい。
ちなみに、この形と全く同じ形が町田戦でも見られていて、どのチームにも「パクさんは穴っぽいぞ」と見られていることがわかります。


町田から1
街だから2



ね?笑



ぱくさん




しかし、パクさんは成長している!




◎サイドチェンジと京都の布陣変更



決定機を積み上げた前半のファジペースが徐々に京都に傾いていったきっかけはサイドチェンジを使った大きな展開を繰り出せるようになったからではないかと思います。
それまでプレスに苦しんで散発的なイ・ヨンジェのランニングに合わせる攻め手しかもっていなかったのですが、後方でちょっとした隙を作ってロングボールを蹴れる砲台とし、左右のWBを裏に走らせる形が効いてきます。
22分、イ・ヨンジェのゴールがオフサイドになるまでの一連の流れを生み出したのは、吉野の右サイドへのサイドチェンジです。



まっち2



黒線は京都のCBとWBを繋いだ線ですが、ボランチが最終ラインに落ちてCBが開き左に寄せた形になっていることがわかります。その上、シャドーの小屋松はボランチの高さまで落ちていったことで、関戸が見ることに。左WBの本多は位置を入れ替えポジションチェンジした格好になっていますね。
これでまず、ウチの前線の選手たちが「誰が誰に行くのか?」わからなくなりやや混乱しています。
そしてポジションチェンジの影響でマークがズレてしまう。
枠外に本来のマークの組み合わせを並べてありますが、そもそも加地がCBの染谷にプレスに行っているのはおかしい。
結果、ボランチがドフリーになってしまいサイドチェンジ大砲と化して右サイドへボコボコサイドチェンジを放り込んでいきます。
ミソは、前プレが効かなくなっているということです。
前プレで京都縦方向の推進力を抑えられなくなると、どんどん前にスルーパスなりロングフィードを打ち込まれます。
もうひとつ前半もっともまずい形だったシーンを取り上げてみましょう。



26分



26分のシーンですが、まずヨシキのまわりを見るとボトムチェンジ(最終ラインの形をかえること)した京都の4枚に対してこちらはヨシキの1枚だけ。これでは多勢に無勢でプレスはかかりっこありません。行っても交わされるだけの無駄プレスになってしまいます。ヨシキもそれはわかっているんですが、自分がプレスのスイッチを押す係なので「俺が行かないと・・!」という気持ちもある。
前がきっちり人をつかんでパスを限定しているからこそ、最終ラインは前に押し上げられます。
しかし、前が不安定だと相手がパスを出せる状態になりやすくなってしまうので、自然と後ろは「スルーパスがくるかもしれない」と構えざるを得ませんから自然とラインは後ろに下がっていきます。そうするとどうなるか?
前に行きたい組と、後ろに備えなきゃな組が逆方向に動くことで、中盤に巨大なスペースができていまいました。
そのスペースを活用して、フリックに反応したイ・ヨンジェを走らせて、という京都の見事な攻撃。
これが前半もっともよくない形でしたが、よくもわるくも前プレなんですよねやっぱり。
前プレ(ハイプレス)は一人一殺が大原則ですから、外されるようならば枚数を調整しないといけません。
またプレスがかからないのに行ってしまうと、ただぽっかりスペースが空くだけにもなってしまうので、今年の守備を見ていく上ではチェックしておきたいところ。そういう意味でもこのシーンはいいシーンでした。
こちらの前線3枚の守備力がどう求められているのか?そこも垣間見えるシーンでもあったと思います。
前は行く、後ろは引く、中盤がぽっかり空くということでこれを修正する必要がありますからテツさんが動きます。




◎前プレを抑制させる意味での3142の守備




疲労もあり京都のボトムチェンジの処理も難しいということでテツさんが動きます。
布陣を3421から3142に変えて、高い位置でのプレスをあきらめてラインを下げて構えます。



さげた


前を2枚にしたことで枚数がさらにあわなくなりますから「前からのプレスを抑えるぞ」というメッセージになったことでしょう。
それにあわせて中盤を3枚にしたことで、後方から状況を確認したうえでプレスに出られるようになり、落ちてくる小屋松のような選手や、ボランチの選手をナベが監視することができるように。出られるときはプレスに出ますが基本は下げて構える。これで532のそれぞれのライン間も詰まってコンパクトになりました。京都がその分ボールを持ち出せるようになりましたが、先の26分のようなシーンを消すためには必要な一手だったかなと思います。このように、前プレ一辺倒では空回ったら事故りますから状況に応じて布陣を変更できるオプションがあることが確認できたのは大きな収穫でしたね。




◎徹底したロングボール攻勢に出る後半の京都



HTでの京都布部監督のコメントによれば、「相手の背後をついていきたい」。
前半でのフォーメーションチェンジで前プレの手が緩んだということで、京都は後半ロングボール攻勢に出ます。
基本的には最終ラインとGKの間狙いや、WBへのサイドチェンジが軸ですが、コメントどおり裏のスペースにCBやボランチから長いボールをどんどん打ち込んできました。ファジは前から行きたいところですが枚数も合わないし、行っても蹴られてしまうということで、なかなかに主導権を握ることができませんでしたね。
例えば48分のシーン。


ロングボール


京都はこちらのプレスが来る前にロングボールを蹴って前線に競らせてそのセカンドボールを先に拾う作戦。
これをやられるとプレスに出た選手の守備が無駄に終わってしまうのみならず、先の26分のシーンのように前と後ろが逆に引っ張られてしまいスペースを与えてしまう状態になってしまいます。
じゃあ相手の狙いがセカンドボールなら、セカンドが落ちてくるエリアに人を増やせばいい・・・・正解。
なんだけど、それを実際にやるとこうなります・・・



さがるしかない


相手の前線に備えるために最終ラインがいて、セカンド拾い役に中盤が必要になってきますから、53のラインは近くなります。
のこりは2トップですが、守備ブロックと離れすぎたら無駄にスペースを与えるばかりで守備の体をなさないのでやっぱり中盤の3枚と適切な距離を保たないといけない。そうなるとプレスに出れませんから、全体として後退守備を余儀なくなれてしまうということですね。これが京都の狙い。
ファジとしては守備で相手をコントロールできるうちはペースを持ってこれますが、そうできないときにいかに戦うか?そのあたりの課題がこの試合でみえたんじゃないかな?と思います。





◎失点後の攻撃をリードする大竹洋平





選手交代が2つあったのちのスローイン。京都右サイドのクロスのこぼれを押し込まれ失点してしまったファジ。
開始直後、終了間際、リスタートで失点するのは注意不足が原因であることが多いです。
今年のチームはどうもそのあたりがまだまだかもしれませんね。
リードを奪ったということで、京都はブロックを下げ、541気味に守ってスペースを消しにかかります。
染谷に代わって田中マルクス闘莉王が投入されますが、たぶんそれも影響していることでしょう。闘莉王は岩政と同じでめっちゃ強いけど足は遅いので、京都とすればあまりラインをあげたくなかったはずです。トヨは交代しましたがヨシキがまだいるので、ヨシキvs闘莉王のスピード勝負では歯が立たないですからスペースは消しておきたいでしょう。
541になったことでこちらの最終ラインは自由がもらえました。その上マンマークではなくなった分、動けばボールを引き出せるようになります。そこで光ったのが大竹洋平のポジショニングでした。





541きょうと



図のように541の4のラインの選手同士の間や、5のラインと4のラインの間のエリアにうまく顔を出してボールを呼び込みます。
大竹投入までなかなか後ろからボールを引き出せない状態だったので、大竹投入で少し前に行けるようになったのはテツさんのいい交代策だったと思います。しかしまあ、大竹がどうもクサいと踏んだ闘莉王の読みはすごいね。




◎君も入ろう赤嶺教





なかなかチャンスもつくれずに1点ビハインド、今日ももしかしたら・・・・みたいな空気がスタジアムにうっすら漂っていた後半のラスト15分。いよいよ赤嶺真吾が投入されます!
はじめて大竹洋平と赤嶺真吾が同時にピッチに立つことになったのですが、この交代采配もまた見事でした・・・
赤嶺が投入された、ということで京都の最終ラインは警戒してより深めに守るようになります。なんですが、541の4のラインは疲労やこちらの中盤を意識しすぎるあまり、コンパクトな連動ができなくなってしまう。



ばいたる



こんだけ54のライン間がスカスカなら大竹の土俵ってなもんでしょう。
赤嶺投入以前から効果的なポジショニングでボールを引き出していた大竹ですが、赤嶺が最終ラインを押し下げていわゆる”深さ”を作ってくれるので、こんな感じに堂々とバイタルを闊歩するシーンが現れることになりました。
すこしづつこちらが攻撃で押し込めるようになっていた88分・・・・
三村→大竹→赤嶺と交代した選手がみんな絡んでの同点ゴール!!



・・・・・すごい!
去年の開幕戦の山口アウェイから入信しておいてよかった赤嶺教。





さらに押せ押せの岡山は、AT4分右サイドから加地のクロスに飛び込んだパクさんが石櫃に倒されてPKゲット!
これをおちついて流し込んだ赤嶺の逆転ゴールで勝ち越し!役者が違うよほんと・・・・
なんとまあ劇的すぎる勝利で長かった長かったトンネルを抜けるホーム初勝利となりました。
今季初めて観戦した試合が久々のホーム勝ち(2016年秋以来)でほっとしました笑





ファジについてのご質問があれば、素人考えに過ぎませんができるだけ出来る範囲でお答えします。
よろしければ質問くださいませ。質問はコチラから→ask.fm/ZeroFagi


↓よければポチっとおねがいします(めっちゃ励みになります!)
にほんブログ村 サッカーブログ ファジアーノ岡山へ
にほんブログ村
にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村


このエントリーをはてなブックマークに追加
ファジアーノ公式広報twitterアカウントから続々とファジフーズのメシテロ画像が投稿され、「ファジフーズはまだか!ファジフーズをはよう!」の声が主に私を中心にあがりはじめております。ホーム開幕戦を彩るイベントも数々用意されており、来場者を今年も大いに楽しませてくれることでしょう。



いやーーいよいよ始まるね!




この感じ毎年大好きだ。やっぱホームの開幕は特別な試合ですよ。一人でも多くの人にファジアーノ岡山の興行にきて・みて・さわってほしい。ホーム開幕戦ほどそういう気持ちを抱かせる試合もありません。




さてさて、肝心の観客動員のところ。
今のところのチケットの状況はどうかというと・・・・
(2月28日12時時点)

2節


FAGiシートが完売、SS指定席がのこりわずか。自由席には余裕ありという状況。聞いたところによると12000人overの来場者数となる見込みだということで、もしそうであれば昨年を大きく上回る滑り出しになります。もしかしたらPO進出の効果もここへ現れているのかもしれんね。いずれ人が来たくても来れない時期が岡山には必ずありますから稼げるときに稼いでおかないとね!きっとにぎやかなホームの開幕戦となることでしょう。




さてさて今日のお話は昨年challege1で成し遂げたことは決して無駄じゃないってお話をしていきたいと思います。去年J1に行くために!と思ってみんながんばった。けど届かなかった。そこでリセットされてまた振り出しに戻った。そう思ってはいませんか?去年は去年の話、今年は今年、そう思っていませんか?それは間違いです。去年わたしたちが出した数字は今年のわたしたちを裏切りません。これはそういうお話です。




まずはこちらの図をぺたり。(出典:SoccerD.B)




うねり




昨年ファジアーノ岡山はクラブ史上初めて平均観客動員1万人を達成しました。それまでの最高がJFLからJ2へ昇格した2009年でしたから、Jリーグ昇格以降は過去最高の伸びを記録した年でありました。
正直無理くさいかも・・・と思っていたホームの最終戦。なんとかクラブをJ1へ!という思いが集積した結果、届かないかもしれないと思われた平均1万人動員の壁をギリギリで達成することができました。あれはほんとうに劇的な、実に感動的な場面でしたよマジで・・・。あの日ほど岡山サポーターでいられることをよろんだ日もなかった。



c1.jpg



しかしながら・・・
昨年でさえなんとか最終戦ギリギリ達成できた1万人越えです。ということは裏を返せば岡山の力を相当ふりしぼってこの数字ということ。ですから、これを今年も達成するのは相当に難しいことであろうと推測します。継続は力なりとは言いますが、ボクシングの王座防衛戦の難しさにも似た険しさが今年以降の”挑戦”にはつきまとうことでしょう。クラブもチームもそしてサポーターも各々がチャレンジした先に到達したい目標がそびえているのかもしれません。


クラブは今年も継続してchallenge1を掲げ、このホーム開幕戦でも早速お誘いプロジェクトの第一弾が展開されております。サポーターがサポーターを増やす、静かなたたかいがまたはじまります。人を誘ってスタジアムに来てもらうこと。言葉でいうほど簡単なことではありません。さんざんに断られ、ひとの無関心に触れて残念な気持ちになったひともたくさんいると思う。この記事がすこしでもがんばるファジサポさんの後押しになればと思います。






簡単な算数の話をしましょう。






わたしたちは昨年1試合平均1600人観客動員うpを成し遂げました。ホームゲームは年間21試合ですから、1600人×21試合=のべ33600名もの人があらたにスタジアムに訪れてくれたことになります。この数字は一人一人がお誘いしてくれたからこそ成し遂げられた数であります。

ファジアーノ岡山のチケットで最も安い席は1400円のA席ですから、この33600名がA席で入場したと仮定すると、入場者収入は33600名×1400円=47040000円・・・4704万円にものぼります!5千万だよ?この33600名がてぶらというのも考えにくい。ファジフーズなら一皿。ビールなら一杯くらいは買ってくれるだろうということを考えると、33600名×500円=16800000円・・・・1680万円ですよ!?ということは合計して・・・
(あくまで参考記録ですが)昨年観客動員増分だけで63840000円。なんと6384万円もの大金が観客増分だけで生み出されているのです。
フロントの呼びかけにサポーターが応じて頑張った結果、わたしたちは6千万を超える資金をクラブの懐に納めることを成し遂げているんですよ。もはやこれはサポーターというかスポンサーの範疇でしょう。J1なみのスポンサー料をとっている某千葉のユニフォームのパンツのスポンサー料がたしか5千万円だったと記憶していますから、もうまじスポンサークラスなんですよこの数字。サポーターは無力なんてとんでもない。われわれは単年6000万の大型スポンサーってわけです。


ファジアーノ岡山のフロントは企業の努力目標として、1円でもお金を浮かして強化費用に充てることをサポーターに対する義務だと考えていますし、これははっきりと公言されています。ですから、かせいだお金は可能な限りピッチ上に使ってくれます。「こんな選手獲れなかったのに・・・・」「まさかこんな選手が来てくれるなんて・・・・」いままで岡山は段階的により良い選手を獲得できるようになってきましたが、その上がっている感じはサポーターも十分に感じているところではないか?と思います。


さっき、6千万サポーターが稼ぎ出した話をしました。昨年、ファジが2000万円の選手をフルシーズン主力で使っていたとしましょう。ということはだよ?仮に一点豪華主義でその2000万円の選手のところに観客増分の6千万をブチこんだら8000万まで出せますよね?8000万の選手て・・・・・もう準フル代表クラスに手が届きますよ?これが強化でなくてなんだ?って話です。
年棒の話は輪をかけて推定ですが、こんな感じ。



年棒



8000万てやばすぎんだろ・・・・笑



昨年私たちが頑張ってたたき出した数は、強化の形をとってピッチの上に実っています。
そして今年もそれは続く。昨年達成した数字が10017人でしたよね。Ⅽスタは15000人まで収容できます。
ということは、1600人の3倍はまだ入る計算になります。
おいおいまてよてことはまだ岡山の伸びしろ1億8千万分残ってるじゃないの・・・・
スポンサー収入とは別にわたしたちの力でチームを強化できる。その余地がまだまだ残されています。
なにげないみなさんのお誘いは積もり積もってこんな大きな力を生み出す原動力になっているというお話でした。





ともあれ。
やらなきゃ!
誘わなきゃ!
肩の力、抜いていきましょう。
できるときにできるだけ、誘える時に誘えるだけ、それで十分だと思います。
自分がファジアーノ楽しいなと思う感じを、少しだけおすそ分けできたら大成功。
私も微力ながら貢献していきたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。






ファジについてのご質問があれば、素人考えに過ぎませんができるだけ出来る範囲でお答えします。
よろしければ質問くださいませ。質問はコチラから→ask.fm/ZeroFagi


↓よければポチっとおねがいします(めっちゃ励みになります!)
にほんブログ村 サッカーブログ ファジアーノ岡山へ
にほんブログ村
にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村








このエントリーをはてなブックマークに追加
いよいよ開幕しましたJ2リーグ。
なにやらオフがみじかかったなあと感じるシーズンインですが、しょっぱなから優勝候補の名古屋との対戦。昨年の山口アウェイにもひけをとらない数のファジサポさんが名古屋に駆けつけたとか。今年の期待感の大きさを感じますね。
今年は優勝を目指して戦うシーズンです。どのような成長を遂げて目標を達成していってくれるか大いに楽しみであります。ということで、今回は開幕戦のレビューといっても今年のファジの印象についてになりますが、今年一発目のレビューをやっていこうと思います。
今年もどうぞ「0からはじめるファジアーノ」をよろしくお願いいたします。




<スタッツ>



1節スコア


1節スタッツ






<メンバー>



1節スタメン

1節サブメン



1節 フォメ





◎いいの?わるいの?開幕戦




単刀直入にいうと、結果はダメだけど、内容はあった開幕戦だったなと思います。
先に悪かった点から述べておくと、まあこりゃいわずもがな。
失点シーンが2つともミスがらみで、無様にカウンターを食らってやられてしまうという実にお粗末なやられ方で負けてしまったことですね。名古屋のような相手にプレゼントするような失点を喫していては勝ちはおぼつきません。今年のチームには昨年のチームを上回っていけるポテンシャルを感じていただけに非常に落胆した敗戦でありました。
しかしながら、決してポジティブがなかったわけではありません。開幕戦はやりたいことがよくわからんなぁということが多いファジアーノですが、この試合でよかった点の一つに「攻守ともにやりたいサッカー」は示せていたことがあると思います。攻撃は課題が多そうですが、少なくとも守備の改善は今年のカラーをハッキリ打ち出すものだったなと。まずはそのあたりの話から。





◎最終ライン改革で変わるファジの前プレ





岩政が抜けて大きく顔ぶれを変えることになった最終ラインですが、キャンプでもちょくちょく耳にしていた通りに変革があります。
まず一番大きく変わった点は、最終ラインのを敷く位置がかなり高くなった(自陣ゴールから遠い)点であります。図だとアバウトなかんじになるんですが一応貼っておこうかね。



前プレ



イメージではこんな感じですね。
で、押さえたいのはラインが高いとどうなるのか?ということですよね。
最終ラインが高くなるということは、それはすなわち先頭の藤本から最後尾の篠原まで、守備陣形がコンパクトにギュッと凝縮された形になるということを意味します。守備陣形がコンパクトになると必然的に相手選手がプレーできるスペースが小さくなりますから相手にとってはボールを扱う難易度があがるわけですね。こういうのは逆のパターンを見るほうがわかりやすいので、コンパクトじゃない状態を見てみましょういわゆる”間延び”の状態ってやつね。



マノービ



後半なんかだとよくみかけますが、このようにコンパクトじゃなくなって先頭と最後尾までの距離が開いてしまうと、間にポコポコスペースができてしまうんですね。日本の選手はうまいですからこういうスペースがあると自由にボールを扱って攻めてきます。これだとボールにプレッシャーもかけられないし、行ってもかわされてしまう非効率な守備になってしまいます。
そういうわけで、今年のファジは前プレで効率よく相手を追い詰めてボールを高い位置で奪う守り方をしたいので、最終ラインの位置を押し上げたスタイルになっていることがわかりました。
一方、忘れてはならないのは最終ラインがそれだけゴールから遠ざかる分速い選手にブチ抜かれやすいスタイルでもある点は十分注意が必要です。とりわけ、相手がフリーでボールを持っていてプレッシャーがかからないのに、ラインだけは高いという状態になると裏とられ放題になってしまうので観戦時には注意してみておきたいポイントです。





◎ボールをつなぐ意思を感じる攻撃





次に攻撃のほうですが、こちらもハッキリとボールをつないで攻撃をしかけていくんだという意志が感じられました。
もしかしたら赤嶺・片山の離脱で前線に大きな選手が極端に少なくなってしまっている影響もあったのかもしれませんが、開幕戦はかつての長澤ファジでみられたアバウトなロングボールを前線に入れるいわゆる放り込みが皆無に近かったですね。クリアとサイドチェンジ以外ではロングボールがなかったように感じました。この点はかなり大きいと思います。
まあ攻撃に関しては”ポスト矢島慎也戦術”の問題が未解決という印象で、守備のデキに比べると正直まだまだな感が否めませんでした。まず誰がイニシアチブをとって相手の守備網をはがしていくのか?それから顕著だったのがボールを持っている選手にパスコースを提供するアクションが少なすぎる問題。ヨシキの失点シーンなんかまさにそれですけど、ボールホルダーがパスコースがなくてうろたえてロストするのは周囲も悪いですよ。ぼーっとみてんじゃないよ、って話です。
こうした”ボールホルダーが何とかしてくれるの待ち”みたいな心理状態はチーム全体にあったと思います。
今回の対戦相手の名古屋は岡山とかなり似たスタイルのチームでしたが、選手単品での質の差、チームとしてのボール保持するスタイルに対する習熟度、どれをとっても一回り上をいかれています。監督の志向なんかもあると思いますが、今回に関してはボールを前に運んでいくことについて名古屋のほうが上手いのに謙虚な姿勢が感じられてしまう状況でしたね。どっちが挑戦者なんだろう?さらなる改善を期待したいと思います。



さてこの攻撃についてですが、ひとつの目安はCBとボランチのビルドアップ隊でどんだけかいくぐれるか?




びるで


このゾーンで前を向いて関戸、石毛、大介あたりが前を向けるかどうか?パスを前に入れてるかどうか?は一つの大きな目安になろうかと考えます。それが難しい場合にひと工夫利かせることができるかどうか試されるのが、WBとシャドーです。



へるぷ


後方のつなぎが苦しそうな場合、助けに入れるのがこの4枚なので、この4枚がぼーっとしてたらもう前に進めません。
チーム全体でボールを大事にして気にかけて前に運んでいくことが大事になってきそうです。
と、ここまで書いてきて思い出すのが仙石千明が定着して以降の影山ファジですね。
ちょうどあのときとおなじようなイメージで長澤ファジ2017を見てみるのもモノサシとしてアリかもしれません。






◎期待通りの活躍を見せた新戦力




この試合もうひとつのポジティブだった点が、新戦力の補強が成功だったということでした。
まずGK櫛引ですがほぼ問題なくこなしていて、キックもいいしハイボールも安定。不用意な飛び出しもなく無難なデビューでした。
それから決定機にからんだ左WBのパク・ヒョンジンは、タイミングいいフリーランで相手の裏を取るシーンが出色のデキ。左足の精度についてはこの試合ではまあまあでしたが、サイズの大きさも含め好印象でした。ただし、彼は守備がちょっと不安。
そして自分が最も期待している大竹洋平。いやーこういう選手ずっとほしかったんだよ・・・・
明らかにこれまでのファジにはいないタイプのモダンなトップ下。狭い場所で受けて、ドリブルを駆使しながら前進してシュート、スルーパスと攻撃の仕上げを担当できるテクニシャン。思っていた通りのプレーで今後が楽しみです。





ということで、ざっくりと開幕戦を見てのファジアーノ岡山の印象についておしゃべりしてきました。
正直しゃべりきれない話もあるんですが、今年はこんな感じで行こうと思います。
もしよければ、ファジについてのご質問があれば、素人考えに過ぎませんができるだけ出来る範囲でお答えしますので、コチラから→ask.fm/ZeroFagi ぜひよろしくおねがいします。




↓よければポチっとおねがいします(めっちゃ励みになります!)
にほんブログ村 サッカーブログ ファジアーノ岡山へ
にほんブログ村
にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村



このエントリーをはてなブックマークに追加