いよいよ開幕しましたJ2リーグ。
なにやらオフがみじかかったなあと感じるシーズンインですが、しょっぱなから優勝候補の名古屋との対戦。昨年の山口アウェイにもひけをとらない数のファジサポさんが名古屋に駆けつけたとか。今年の期待感の大きさを感じますね。
今年は優勝を目指して戦うシーズンです。どのような成長を遂げて目標を達成していってくれるか大いに楽しみであります。ということで、今回は開幕戦のレビューといっても今年のファジの印象についてになりますが、今年一発目のレビューをやっていこうと思います。
今年もどうぞ「0からはじめるファジアーノ」をよろしくお願いいたします。




<スタッツ>



1節スコア


1節スタッツ






<メンバー>



1節スタメン

1節サブメン



1節 フォメ





◎いいの?わるいの?開幕戦




単刀直入にいうと、結果はダメだけど、内容はあった開幕戦だったなと思います。
先に悪かった点から述べておくと、まあこりゃいわずもがな。
失点シーンが2つともミスがらみで、無様にカウンターを食らってやられてしまうという実にお粗末なやられ方で負けてしまったことですね。名古屋のような相手にプレゼントするような失点を喫していては勝ちはおぼつきません。今年のチームには昨年のチームを上回っていけるポテンシャルを感じていただけに非常に落胆した敗戦でありました。
しかしながら、決してポジティブがなかったわけではありません。開幕戦はやりたいことがよくわからんなぁということが多いファジアーノですが、この試合でよかった点の一つに「攻守ともにやりたいサッカー」は示せていたことがあると思います。攻撃は課題が多そうですが、少なくとも守備の改善は今年のカラーをハッキリ打ち出すものだったなと。まずはそのあたりの話から。





◎最終ライン改革で変わるファジの前プレ





岩政が抜けて大きく顔ぶれを変えることになった最終ラインですが、キャンプでもちょくちょく耳にしていた通りに変革があります。
まず一番大きく変わった点は、最終ラインのを敷く位置がかなり高くなった(自陣ゴールから遠い)点であります。図だとアバウトなかんじになるんですが一応貼っておこうかね。



前プレ



イメージではこんな感じですね。
で、押さえたいのはラインが高いとどうなるのか?ということですよね。
最終ラインが高くなるということは、それはすなわち先頭の藤本から最後尾の篠原まで、守備陣形がコンパクトにギュッと凝縮された形になるということを意味します。守備陣形がコンパクトになると必然的に相手選手がプレーできるスペースが小さくなりますから相手にとってはボールを扱う難易度があがるわけですね。こういうのは逆のパターンを見るほうがわかりやすいので、コンパクトじゃない状態を見てみましょういわゆる”間延び”の状態ってやつね。



マノービ



後半なんかだとよくみかけますが、このようにコンパクトじゃなくなって先頭と最後尾までの距離が開いてしまうと、間にポコポコスペースができてしまうんですね。日本の選手はうまいですからこういうスペースがあると自由にボールを扱って攻めてきます。これだとボールにプレッシャーもかけられないし、行ってもかわされてしまう非効率な守備になってしまいます。
そういうわけで、今年のファジは前プレで効率よく相手を追い詰めてボールを高い位置で奪う守り方をしたいので、最終ラインの位置を押し上げたスタイルになっていることがわかりました。
一方、忘れてはならないのは最終ラインがそれだけゴールから遠ざかる分速い選手にブチ抜かれやすいスタイルでもある点は十分注意が必要です。とりわけ、相手がフリーでボールを持っていてプレッシャーがかからないのに、ラインだけは高いという状態になると裏とられ放題になってしまうので観戦時には注意してみておきたいポイントです。





◎ボールをつなぐ意思を感じる攻撃





次に攻撃のほうですが、こちらもハッキリとボールをつないで攻撃をしかけていくんだという意志が感じられました。
もしかしたら赤嶺・片山の離脱で前線に大きな選手が極端に少なくなってしまっている影響もあったのかもしれませんが、開幕戦はかつての長澤ファジでみられたアバウトなロングボールを前線に入れるいわゆる放り込みが皆無に近かったですね。クリアとサイドチェンジ以外ではロングボールがなかったように感じました。この点はかなり大きいと思います。
まあ攻撃に関しては”ポスト矢島慎也戦術”の問題が未解決という印象で、守備のデキに比べると正直まだまだな感が否めませんでした。まず誰がイニシアチブをとって相手の守備網をはがしていくのか?それから顕著だったのがボールを持っている選手にパスコースを提供するアクションが少なすぎる問題。ヨシキの失点シーンなんかまさにそれですけど、ボールホルダーがパスコースがなくてうろたえてロストするのは周囲も悪いですよ。ぼーっとみてんじゃないよ、って話です。
こうした”ボールホルダーが何とかしてくれるの待ち”みたいな心理状態はチーム全体にあったと思います。
今回の対戦相手の名古屋は岡山とかなり似たスタイルのチームでしたが、選手単品での質の差、チームとしてのボール保持するスタイルに対する習熟度、どれをとっても一回り上をいかれています。監督の志向なんかもあると思いますが、今回に関してはボールを前に運んでいくことについて名古屋のほうが上手いのに謙虚な姿勢が感じられてしまう状況でしたね。どっちが挑戦者なんだろう?さらなる改善を期待したいと思います。



さてこの攻撃についてですが、ひとつの目安はCBとボランチのビルドアップ隊でどんだけかいくぐれるか?




びるで


このゾーンで前を向いて関戸、石毛、大介あたりが前を向けるかどうか?パスを前に入れてるかどうか?は一つの大きな目安になろうかと考えます。それが難しい場合にひと工夫利かせることができるかどうか試されるのが、WBとシャドーです。



へるぷ


後方のつなぎが苦しそうな場合、助けに入れるのがこの4枚なので、この4枚がぼーっとしてたらもう前に進めません。
チーム全体でボールを大事にして気にかけて前に運んでいくことが大事になってきそうです。
と、ここまで書いてきて思い出すのが仙石千明が定着して以降の影山ファジですね。
ちょうどあのときとおなじようなイメージで長澤ファジ2017を見てみるのもモノサシとしてアリかもしれません。






◎期待通りの活躍を見せた新戦力




この試合もうひとつのポジティブだった点が、新戦力の補強が成功だったということでした。
まずGK櫛引ですがほぼ問題なくこなしていて、キックもいいしハイボールも安定。不用意な飛び出しもなく無難なデビューでした。
それから決定機にからんだ左WBのパク・ヒョンジンは、タイミングいいフリーランで相手の裏を取るシーンが出色のデキ。左足の精度についてはこの試合ではまあまあでしたが、サイズの大きさも含め好印象でした。ただし、彼は守備がちょっと不安。
そして自分が最も期待している大竹洋平。いやーこういう選手ずっとほしかったんだよ・・・・
明らかにこれまでのファジにはいないタイプのモダンなトップ下。狭い場所で受けて、ドリブルを駆使しながら前進してシュート、スルーパスと攻撃の仕上げを担当できるテクニシャン。思っていた通りのプレーで今後が楽しみです。





ということで、ざっくりと開幕戦を見てのファジアーノ岡山の印象についておしゃべりしてきました。
正直しゃべりきれない話もあるんですが、今年はこんな感じで行こうと思います。
もしよければ、ファジについてのご質問があれば、素人考えに過ぎませんができるだけ出来る範囲でお答えしますので、コチラから→ask.fm/ZeroFagi ぜひよろしくおねがいします。




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せんりょく






◎鍵を握りそうな左WB(左CBも)






左WB




<OUT>
酒井→新潟(復帰)
秋吉→


<IN>
パクヒョンジン←長崎




実は今年の補強で最も期待したポイントがこの左サイド(WB・CB)だったんですね。
というのも昨年は竹田・片山でタテのコンビを組むことが多く、タダシがケガをしてからは三村・片山というコンバートコンビで綱渡りのような守備でなんとかだましだましやってきた印象でした。端的に言えば、本職不在過ぎるポジションがこの2つだったんですよね。えーちゃんの左WBは確かに前半かなりスコアに貢献しました。アシストもバンバンついてすごくいい調子だったんですが、後半は守備のもろさを狙われて積極的に攻撃を受けるポジションになってしまいました。もともと攻撃で稼げるので弱点には目をつぶることができていた左サイドでしたが、攻められたら攻撃できませんから収支はずっとマイナスなんですよ。選手はがんばっていましたが弱点にしかなっていなかった苦しい台所事情がありました。そういうわけで左サイドにはスペシャリストがほしいと思っていたところで、前述の喜山であり、このパクヒョンジン獲得であると。まあちょっと胸をなでおろした感じですね笑
パクヒョンジンは左足のキックにスーパーな精度をもつレフティであり、直接FKでゴールも狙えるプレイスキッカーでもあります。シンプルなクロスの精度が高くないファジアーノのサイドアタックですから、点であわせて一点みたいな形がなかなか作れない問題がありましたが、そのあたり彼の左足に期待したいところであります。
またPOで完全にロングフィードが戦術兵器となっていたミムの再ブレイクも期待したいところ。
もともとシュートがうまく、フィードもいいということでキック関連のスキルは高い選手ですが、なんといってもタテですね彼は。
キック精度のヒョンジンと、タテ突破のミム、バックアップとしてのえーちゃん、このような感じで左サイドは回っていくのではないか?と考えています。






◎安定の右WB(片山選手はどこへ行く?問題)






<OUT>
なし


<IN>
なし





なし。
なし。


ということで今回まったくなんもなかったのがこの右WBのポジションであります。
加地・タナソーにサワがいてというのはいつもの顔ぶれでありますが、
いまちまたでひそかに囁かれている「片山選手の主戦場はどこだ?」問題について、自分は右WBがメインFW・シャドーが次点になるのでは?と見ています。
というのも、先述のとおり左サイドのスペシャルは補強しているので、えーちゃんをわざわざ左に回す必要性が低いこと。
それから、前線の選手も層が厚く技術レベルが相当に高くなってきているので主役を務められるかどうかはわかりません。しかし、えーちゃんの身体能力の高さはサイドで抜きん出たものがありますし、なんといってもロングスローがありますからサイドにはおいておきたい。そうなると右WBが主戦場になってくるんじゃないかなぁと。この問題は開幕してみてどうなるか?非常に予想するのが面白いのでぜひみなさんも考えてみてはいかがでしょうか?






◎ハイレベルなシャドーのポジション争い






シャドー





<OUT>
押谷→名古屋
岡本→山口


<IN>
石毛←清水
大竹←湘南




チームトップスコアラーのオッシーが移籍したシャドーですが、石毛・大竹というJ1クラスの補強に成功しました。
これまでシャドーの選手になかなか創造性やスキルの高い選手を獲得できなかったファジですが、ウチにもこんな”うまい”選手が来てくれるようになったか・・・・と思わずにはいられない補強でありました。
石毛についてはほとんどプレーを見たことがないんですが、トップ下、FW、右SBができる選手とか。清水サポーターの評判を聞く限りでは伸び悩んでいるのさえなければ普通に戦力ということなので、相当はポテンシャルの持ち主なのでしょう。
一方、大竹洋平はプレー動画を見る限り、一昔前の”香川真司”みたいだなと思いましたね。中盤の高い位置で開いてくるスペースを読む力が高く、トラップが巧みで流れるようにドリブルが開始できるタッチにセンスを感じます。こういう選手はね、獲れないんだよなかなか笑
新加入の二人はどちらかと言うとトップ下っぽい感じなのかな?と思いますが、オッシーがやっていたセカンドストライカー的な役回りとしては俺の豊川雄太今年こそ期待にこたえるはずの藤本の2枚。
十分に穴は埋まると思いますし、赤嶺の完全移籍があるんだからオッシーをこえるスコアを期待したいところです。
・・・・それにしてもここで大介ってのが昨年までの規定路線なんだよなあ。
たぶん守備面での貢献度の高さは絶対に評価の対象になるので(このチームの守備の要はシャドーなので)、そのあたりで理解度の高い大介はどうなるだろう?このあたりも楽しみにしたいですね。





◎【再掲】見れば納得、君も入ろう赤嶺教






FW_20170202230014332.jpg





大駒の放出が相次ぐ中で赤嶺真吾、完全移籍加入!の知らせに大きく安堵した人もきっと多かったことだろうと思います。正直もっともいなくなったら困る選手は赤嶺だとおもっていただけに、完全移籍でまた頼りにできると思うと本当に心穏やかになるねまじで・・・。いまさら説明の必要はありませんが、このポジションの大黒柱は赤嶺真吾。強靭なフィジカルでのボールキープは対戦相手のCBからしたら脅威そのもの。昨年は激務の影響もありスコアにはなかなか結びつかなかった赤嶺ですが、今年はさらに彼をバックアップする体制が強化されていると思うので彼自身の得点の伸びも期待したいですね。
赤嶺を軸として、次点は藤本・片山あたりがバックアップを務めることになるんじゃないか?と思います。
ヨシキは体の強さとスピードという際立った特徴があります。一方えーちゃんは2015シーズンで飛躍的に向上したキープ力があり、ボールを受け取って時間を作るタスクに関しては問題なくこなしてくるはず。
ファジユースからの昇格となた石川はいきなりえげつないメンツとの競争になりますが、少しでも差を縮めてベンチ入り、出場を狙いたいところ。チームによってはJFLの得点トップランカーは普通にありえた逸材なので、こらからプロの連中の中でもまれてどんな特徴を伸ばしていくか楽しみな存在です。




ということで、ざっと各ポジション見てきました。
今年のメンツであれば十分自動昇格を狙えると言って恥ずかしくないと思いますし、もういいかげんそういう時よ岡山は。
メンバーがかわって長澤ファジのヴァージョンもかわってくるでしょうから、どんなサッカーを見せてくれるか楽しみですね!




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さあ今年もシーズンがはじまりました。
前年の悔しい敗退を受け、今年こそは優勝、なんとしても自動昇格そこにこだわらなければならないシーズンであります。
DAZNマネーの影響なのか、非常に活発であったオフシーズンのストーブリーグ。
ファジも大きく動いたオフでありましたが、なかなかによい着地点をみつけらてよかったのではないか?と思っておりますよ。
ということで、シーズン前の戦力診断をして補強の傾向などについて考えてみました。
まずは選手のOUTとINを確認しておきます。



OUT.jpg


IN.jpg




昨年までの主軸であったキャプテン岩政、矢島、ウッズ、オッシーというド主力がチームをさったオフでした。
大駒の放出があったということでやけに危機感をあおるニュースが目立つんですが、ぜんぜん心配ないんじゃないかと思っています。というのも、穴を埋めて余りある補強ができており、損失の補填はできているからです。
ざっとですが、それぞれの選手が務めそうなポジションに割り振って図にまとめてみました。




せんりょく






こんな感じ。
それではそれぞれのポジションについてチェックしていきましょう。






◎ウッズの穴埋めとしては満点回答のGK




GK.jpg



<OUT>
中林→広島  
松原→讃岐


<IN>
櫛引←清水
一森←山口
似鳥←横浜(復帰)



ながらく岡山のゴールマウスを守りJ2トップのセーブ力を誇った守護神中林が広島に移籍。
彼の穴を埋めることはなかなかに難しいハードルでありましたが、リオ五輪代表の櫛引を獲得したことでひとつの回答を見出せそうな気配。また注目なのはJ2のGKでは飛びぬけて足元の技術の高い一森の獲得。彼の補強は層の厚みを増すだけでなく、後方からのビルドアップ力の強化という目論見も透けて見えてくる。
これに加えてJ2での出場もはたした古株椎名が控えており競争は激しい。
身体能力の高いキョンテ、大胆なプレースタイルが売りの似鳥の若手組も突き上げを狙う。





◎3CBはファジ史上最高フィードトリオの可能性





DF.jpg




<OUT>
岩政→東京U
金珍圭→


<IN>
喜山←松本
チャン・ソグォン←城南FC
下口←JFAアカデミー



対人ということだとほぼ無双状態であった岩政が抜けるということで、エアバトルでの勝率の低下相手のポイントゲッターを殺せる率の低下は少し懸念材料であります。しかし、そもそも竹田忠嗣も問題なくストップできる実力をもっていますし、岩政が岡山に来る以前からCBの強度について得に問題があったわけではないですからね。そんなに心配はいらないと思います。
このポジションの目玉はなんといっても喜山康平の岡山帰還に尽きます!
高さもあり機動力もあり、戦術理解が高く、レフティであると・・・・・どう考えても左CBだとJ2でトップクラスの実力者です彼は。断言してもいい。彼とともにJ1へ向かう挑戦ができることに高揚を抑えきれない感じですよまじで・・・・
実はPO準決勝のプレビューを作っているときに「うわ・・・喜山ええなあ・・・喜山ほしいなあ・・・」と何度も何度も思ったんですよね。
でも「こんな活躍してたら獲れるはずがないわな・・・」と思うじゃないですか。しかしまあなんたることか。
ほんとうに楽しみな選手が戻ってきてくれました。
実績を元にスタメンを想像してみると、篠原・竹田・喜山というトリオが一番有力かなと思います。
3人ともCBレベルでは十分なキック精度を持っており、どっからでも球出しできるな?という。
ファジ史上最高レベルのフィードトリオが組めてしまう勢い。
新加入のソグォンもまた実力者で、対人の強さ・ボール狩りスキルの高さを持ちながら、後方からのフィード力にも光るものを見せるということで、後ろからの球出しレベルの強化という意向が感じられる補強になっております。久々の高卒ルーキーとして加入した下口も代表経験もあるスキルフルなCBで経験をつみつつこのレベルに追いつき追い越してほしいところであります。それからCB陣はやっぱケガ人の復帰が大事でしょうね。長く離脱した飛翔・クッキー・近藤が再び競争に戻ってくることで層の厚みが確保されますからね。






◎矢島の移籍でまったく読めないボランチ陣





ボランチ





<OUT>
矢島→浦和(復帰)
島田→長崎


<IN>
武田←神奈川大
塚川←流経大



2015、2016シーズンを代表する選手であった矢島慎也の浦和復帰により、抜きん出た存在のいなくなったボランチはまったくもって予想のつかないポジションとなっているなと感じています。
このポジションはパスを散らしてゲームを組み立てる役運動量豊富で守備のうまい潰し役と大きく2つに分けられると思うんですが、おそらくそれぞれの役を一人づつ起用する流れになるのでは?と予想しています。
伊藤・武田・加藤あたりが前者、ナベ・関戸・塚川あたりが後者というところでしょうか。
誰が矢島の(ひいては上田康太の)後を務めるのか?が最大のトピックになってきそうな気配ですが、自分はやはり大介が務めるのでは?と思っています。ほんとうを言うとボランチとシャドーの間くらいの中途半端なポジションが一番向く選手なんじゃないか?と思うんですが、シャドーの傾向を見ると大介向きな流れではなさそうなのでここを主戦場としそうだなあと。
大卒の選手を2名も獲得したわけですが、ともに180cmを超える大型ボランチである点はすばらしい
影山時代からずっと中盤の小型化が続いてきたファジですが、ハイボールや競り合いの面でも、それからセットプレイのことを考えても大きな中盤がいるのは助かります。武田は細身で長身で長短のパスにセンスあるレフティということで横浜にいった扇原みたいなイメージですね。実際のプレーを見てないのでなんともですが、ちょっと気になる存在です。一方、塚川は対人の強さに自信があり、CBもできるというのはすごくありがたいです。
昨季は関戸が完全に復調しボランチのポジションを取りましたが、ナベの巻き返しに期待したい。
あとネクスウォッチャーとしては、純粋ファジ戦士の加藤健人にも爪跡を残してほしいところです。




(2)につづく



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前回のお話は何故岩政大樹が岡山を去ることになったのか?について私見を述べました。
それに引き続いての後編では岩政大樹のいた2シーズンについてと、新天地でのチャレンジについて話してみたいと思います。





◎岩政大樹の岡山での2シーズンについて思うこと






まずはプレーの面から。
3バックの真ん中に鎮座しそこにハイボールを蹴ったほうが悪いというレベルの制空力は噂にたがわぬ実力でした。
スペックとしてスピードがないので、俊敏さ勝負だったり、長い距離のかけっこでは分が悪かったですが、3バックのCBに絶対必要な高さ・強さは異次元レベル。J2の名だたるFWたちを圧倒していましたね。
ここ2年でタイマンで岩政大樹が後れを取ったのは清水のFW鄭大世との怪獣対決くらいのものでした。
ロングフィードを蹴る回数が多かった長澤ファジでは徐々にキックの精度も上がっていくという進化も見せていて、ベテランながらに成長する姿は実にかっこよかった。セットプレーを武器にしてきた長澤ファジでは強力なヘッダーとして得点を稼ぎ、攻守両面で大黒柱の任を全うしてくれたと思います。鹿島のサポーターから見るとおそらく衰えや物足りない部分も見えてくるんだと思いますが、こちらからするとスピードない所はもう仕方ない部分ですし、普通にJ2で一番クラスのCBだったろうと思います。チームによっては普通にJ1でもってほどじゃないかな?と。
それにしても中央に飛ぶボールをこんなに心配しなくてもいい2年間はなかったなぁ。




そして岩政を中心に据えたプロジェクトについて。
これはインタビューでも何度か語られていたことですが、岩政先生は普通の選手とは違った振る舞いを許されていました。
いわゆる一選手としての立場を越えて、チームの現場における指導であったり、メディアにでたり、執筆活動を行ったり、それからサポーターと話し合って勝利後のセレモニーを改革したり、というように。まさに改革者として求められた選手だったと思います。
鹿島で偉業を成し遂げ、日本代表としてもキャリアを積んだ経験値、ブログをみれば一目瞭然なとおりにしっかりと自分の考えを筋を通して話すことができるコミュニケーション能力、そうした得がたい力をクラブの次なる目標へのDNAを作ることに注いでもらうために呼ばれた選手でありました。そうしてキャプテンとして仕事をしたピッチではどんなことに取り組んだのか?




それこそPO決勝に敗れたとき、岡山に足りなかったものであり、
岩政が2年間改革しようとがんばってきたことそのものでありました。





日常的に勝ちを求める姿勢とでも言えばいいでしょうか。
日々の練習の中でも勝つために手を抜かないこと、自分はもちろん、味方にも厳しく要求する姿勢。
すべては試合に勝つために、可能な限り用心深く、周到に準備する毎日。
そういうものを作り上げきれなかったのが2016シーズンのファジアーノ岡山、そして岩政大樹の失敗だったんだろうと。



そういうことを岩政先生が言っているのを読んで、どうしても秋あたりのファジアーノ岡山のヌルさが脳裏に浮かぶんですよ。
「このチームほんとに勝ちたいチームなのか?」と何度も思いました。真面目にやってるのはやってるんですけど、ヌルかったり雑だったりどこか抜けていたんですよね。今年は長くPO圏内にいて、どうやらPOはいけそうだなという中で日々を送るシーズンでありました。80点の合格ラインを目指して努力すれば60点で終わるなんてことをよく言いますが、今年ウチこれだったんじゃないか?と思うんですよね。
選手は確かにみんな「昇格」と口にします。が、本音の部分はどうなの?
「こんなチーム昇格させられなかったらマジでヤバイ」
「なにがなんでも2位いないじゃないと」
ってくらいに意識を持っていた選手が果たしてどのくらいいただろう?
ざっと2016シーズンの陣容を見て「まあPOはいけるんじゃない?」くらいに思って、実際秋になってPOはいけそうだって見えてきたとき「まあこれならいいか」と知らないうちに落ち着いてしまったんじゃないか?と。「昇格」が「PO圏内」にすり替わってなかったか?と。抜いているわけじゃないけれど、貪欲に勝ちを上を求める姿勢を最後までビシっと貫けたのか?と。

いや、俺が言う資格はないわな。
だってPOでいいと思ってたからね・・・・・・・でも、決勝で負けて初めてそれじゃダメなんだと知ったよ。
やっぱ120点狙いに行くチームが100点で上がるんだよ。



きっと、優勝目指すのが当たり前、それ以外は失敗って自然と選手もサポーターも思えるようになればJ1にも届くんだろうなあ。
できることならば岩政を中心とした改革が進んで、もっと鹿島の空気に近づいたチームになって、一緒にJ1で戦いたかったなぁ。
もうそれは叶わないですが、この2年がなかったことにだけはならないようにチームを見ていきたい。俺はレギュラーシーズンのアウェイ松本戦、ナベが退場してから同点でゲームを終えるまでのあのサッカー、あのアティチュード、あれがもっと見たいよ。2017シーズンもああいう姿勢で戦って欲しい。岩政の蒔いたタネを決して無駄にしないで欲しいと思います。
そして今年こそJ1昇格を成し遂げて花を咲かせたい。
それを岩政大樹に見せてやりたいですねえ。
あらためて岩政大樹という偉大な選手を岡山に迎えられたことに感謝したい。
岩政先生ありがとう。





◎東京ユナイテッドFCでの活躍をこころから応援します






TUN.jpg
TUNC.jpg



2日ほど前に公式に発表されましたが、岩政大樹選手の新天地は関東一部リーグ所属の東京ユナイテッドFCに決まりました。関東一部リーグというと4部か5部相当のリーグですが、ファジサポ的には中国リーグとおなじカテゴリと言ったほうがなじみがあるかもしれませんね。あのくらいの感じです。あそこに岩政が来たんです。ヤバすぎんだろ・・・笑



前編でもありましたが岩政が現役を続け上で重視しているものはハッキリしていました。
・家族と3年離れて暮らしてきていること→家族と一緒に暮らせる所
・競技者として現役を続けることにはこだわらない→モチベートしてくれる「何か」のためにプレーを捧げたい
あともういっこ思うのが年俸の部分、
・岡山でもらっていたであろう何千万円のサラリー→そこからそこまで減額せずにすむ所


くらいが読み取れる条件だったろうと思います。
で、フタを開けてみたら・・・・・なるほど、「このクラブに辿りつくことは必然だった気がする」のも無理はない
「鹿島がジーコに託したように、我々東京ユナイテッドFCは岩政大樹に未来を託しました」はズシンとくるパンチラインですね。
自分はここならばよかった、とニュースを聞いて思いました。
これは推測なんですが岩政が岡山に来たとき多かれ少なかれ「鹿島からどのくらいダウングレードになるだろう?」と思ったんじゃないか?と思うんですね。どのくらいクラブとしての足腰のところ、その他もろもろで鹿島から引き算しないといけないか?って心構えが岩政先生にもあったんではなかろーかと?。ところが2年やってみて「あ、岡山ってもうだいぶクラブとして足腰しっかりしてる所なんだな」って思ったんじゃないかなぁと。というのも経営も安定し人気もある。成績も徐々に向上しており、環境面でも基盤はある。地方クラブでかなり上位にいますからね。
なんで岡山よりもっとクラブとして足場の固まっていない所に挑むのは魅力的だったのかもなあと思いました。
それと関連して個人的にはJリーグよりも下のカテゴリに岩政が行ってくれた事が嬉しい
昨年ネクスがなくなり、JFL以下のカテゴリになじみが薄くなっていて「どうしよう・・・」と思っていた所だったんですが、今治とかいわきとか面白そうな所はあってに縁もゆかりもないですし、どうJFL以下のカテゴリに対して関心を持とうか困っていたんですよね。でも岩政が関東リーグ1部のチームに行ってくれたので、これから彼が選手兼コーチとしてどう戦っていくのか?それからいつか上がってくるだろう地域決勝のステージ。いやーー楽しみだなぁ!
東京Uの未来を少しだけ楽しみに出来るのが幸せです。



岩政大樹選手、2年間お疲れ様でした。ありがとうございました。
東京ユナイテッドFCでの活躍を心から応援しております。




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先生

先生コメ




2015年、2016年と2年にわたり岡山で活躍しキャプテンを務めてくれました岩政大樹選手の移籍先が決まりました。
あたらしい移籍先は東京ユナイテッドFCという地域リーグ所属のクラブで、J2を2部とすると4部か5部のクラブとのことですね。



なんというか彼の移籍先が決定してみて、
ああ、ほんとにPO負けたんだな。
2016年はもう終わってるんだよな。

って実感がずっしりのこっているこのごろです。
2017年ももうはじまっていますし、各クラブの新体制発表も続々と行われている所であります。
なのでオフにクラブを去った選手の話もどうか?と思いましたが、やっぱ先生は別じゃね?と。
ということで、岩政大樹選手の今回の移籍について、それから岡山での2年間について思う所を書き記しておこうと思います。
結構長い話になるので前後編の2回でいきます。



※今回は契約の話であったりオープンになってないことだらけなので推測のお話多めです予めご了承くださいまし






◎岩政先生の岡山3年目は何故なかったのか?






はい。
まずもって岡山サポが一番思ったことはこれではないでしょうか?
「なんで岩政先生と契約更新しなかったのか?」ということ。
これについてはコメントを参照しながら推測するしかないのですが、まず岩政先生自身は今後についてどう考えていたのか?
PO決勝直後のインタビューではこんなことを言っていました。



●岩政大樹選手(岡山)
・勝とうが負けようがここが僕自身の一つの区切り(2年契約の最終年)
・今はよくやり切ったな、一つ終わったなという気がしている
・サッカー選手として食っていくかどうかは別として、来年のことは家族と一緒に考える
・自分は(現役を)やれるところまでやるという考え方の選手ではない、とにかく自分がやりたいと思うことが何かが大事
・自分は家族と三年間ずっと離れているので、そういう家族とのことも含めて自分の人生を考え直さないといけない
・ここで結果を出せれば来年は岡山でやるつもりだった



こんな感じだったんですが、なにぶん決勝負けたあとのミックスゾーンでのものなんで気持ちの整理も頭の整理も出来ていない状態での発言だったかなあと思います。でも、大事なのが「自分をモチベートしてくれるチャレンジを欲する人」なんだなということ。そのためにプレーを捧げたいと思っている人なんだなってことはここのコメントにも現れていると思います。それからやはり無視できないのが家族と3年間離れていること




PO決勝が終わって2日ほど経った練習場ではこんなコメントを残しています。



●岩政大樹選手(岡山)
まずは岡山から話しを聞く、まずクラブがどう考えているかを聞いてから
・自分はサッカー選手として契約してもらえるチームがあるんだったら続けていきたいっていうスタイルではない
・クラブにとって大きな存在感のある選手の場合チームに残ることだけがメリットではない
・大きな存在の選手が離れることで生じるメリットもあるのでそのあたりを見極める必要がある
自分がいた方がこのチームのためになるのかどうか、それを冷静に考えないといけない
・クラブに対して心からこのクラブのためにと思っている選手そこまで多くないけど、自分はすべてを捧げるつもりでやってきた
・鹿島で10年間やったこと、タイで一生懸命に一年間やったこと、岡山で二年間やったこと、そのすべてに自分の中では一貫性がある



という経過でして、まず岡山と話をする、と。
POに勝利しJ1にいったならば延長したい意向をもっていたけど来季もJ2になってしまった、なのでまずクラブと話をしてみる。
岩政先生自身は契約延長の意向もなくはなかった、ということですね。



さてどう転ぶかな・・・?と思っていたらそのわずか数日後にこんなニュースがリリースされます。




非更新
非更新2



PO決勝からわずか4日後に岩政大樹、ファジアーノ岡山と契約を更新せず!の報です。
あまりの早さに驚いた人がほとんどでした。
同日に更新された岩政大樹オフィシャルブログにて「ファジアーノ岡山 退団」という記事がうpされます。
その中で語られていたことを抜粋すると、



●岩政大樹選手(岡山)
・クラブと話をする中で自分の将来とファジアーノの将来を考えると、結論を先に伸ばすことはお互いにとってデメリットが大きい
来シーズンの足並みが私とクラブとで少し揃わない感触があった
・本来は引退するのかどうかも同時に発表したいと思っていたが、こうした事情もあり、引退に関してはまだ決断していない
・自分にできることは何か。自分に求められることは何か。全てをフラットに同じテーブルに乗せて考えていくつもり




ちょっとまとめると、
岩政はまず岡山と話をするつもりだった

(おそらくPO進出での来季編成の遅延もあり)結論を急がねばならないので急ぎクラブと岩政間での交渉が持たれた

岩政にとって岡山でもう一年やるのに必要なモチベーションを岡山からは提示されなかった

岩政退団のリリース



という流れだったんだと思います。
ファジアーノ岡山と岩政の間に距離があったということですね。
岩政を中心にすえたJ1昇格に向けたプロジェクトを、
ファジアーノ岡山はここで終了させることを選んだということなんじゃないかな?と思います。



・・・・何故なんだろう?




これは完全に個人的な妄想ですが、クラブの人事上の大きな流れの変化が影響しているのではないか?と思います。
ファジアーノ岡山に岩政大樹を連れてきたのは前任GMの池上氏なんですね。
で、この池上さんという方は取締役も勤めた岡山の重鎮であって、岡山の地域リーグのころからJ2クラブに成長するまで、さまざまな人材を呼びクラブを育ててきたGMだったんです。岡山はJ2昇格後もずっと池上GMのもとで選手のやりくりをやってきたんですが、2014シーズンをもって、池上GMが退任し、交代することになったんです。
そして、あたらしくFC東京で強化部長など務めた鈴木徳彦氏をGMに迎えることになりました。
で、岩政大樹は2015年からの2年契約でしたから、ある意味池上前GMの最後の大仕事だったわけですね。置き土産みたいに。
クラブとしてははじめてのGM交代になったんですが、それまでにすでに岩政大樹を中心に据えるプロジェクトは決定していて動かせない状態であっただろうなあと思います。中途半端にするわけにもいかないしね。
そこでこのプロジェクトについては、まず2年計画通りに進めてみて結果次第で、というところだったんじゃないかなぁと。
最後の最後までたどりついたけれど、惜しくも届かなかった。
なのでクラブとしてもここで一旦プロジェクトを終了させて、次の段階へと進みましょうという決断を下したんではないか?と。
誰が悪いとかそういう話ではなく、各人がよき選択をした結果としてこのような流れになったんだろうなと。
そういう節目、がこの2016シーズンのオフだったと自分は考えています。
次の記事では岩政がいた2シーズンについてと、彼の新しいチャレンジについてのお話をしてみたいと思います。



(後編へつづく)



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